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そこそこコーヒー好きな我が家。以前はいろんなお店で豆を買ってきて毎回ミルで挽いて布製のフィルターまで使って淹れていたのですが、子どもが生まれ、事務所がフル稼働しはじめ、なかなか準備や片付けにも手間がかけられなくなり、普段朝食時や作業中に飲む分はもっぱら手軽なドリップバッグなこの頃です。

それでもやっぱり挽きたて淹れたてのおいしさは恋しく、たまにはゆっくり淹れようかと思う日も増えてきました。

引っ越しの前くらいにずっと使っていたペーパーフィルター用のプラスチック入れ物を落として壊してしまい、その後新居ではビニール袋から取り出して使っていたフィルターを、そろそろ壁にくっつけて収納できるホルダーが欲しいなあと思ってインターネット検索していたお正月。なんかいまいちな場所にロゴが入っていたり、マグネットタイプだったりでちょうどいいのがないなあ・・・となり、自作してみることに。


なんとなく作りをイメージしつつ、ホームセンターで固めの木と小さな釘や金具などを買って、いざ取り掛かったのは家族が寝静まった夜9時のこと。


ペーパーフィルターを測って簡単に設計図を書き、のこぎりでゆっくり、まっすぐにパーツを切り出していきます。小さい小さいパーツなので緊張。切り口と表面を目の細かいやすりで整え、小さな釘で組み立てます。



夜中にトントントントン・・・

家族を起こすことなく、無事完成!時計を見たら午前1時!?熱中できた4時間はかなり気持ちよく、良いリフレッシュになりました。



金具をわざと内側につけたのは、壁につけたときにガタガタしないように。

サイドのパーツをかまぼこ型にしたのは、フィルターの角度に関わらず点で支えるようにしたほうが角度の失敗がなさそうかなあというアラ隠しのためです。

出来上がりを軽く拭き上げ、壁に設置。



一度作ってみると、改良したい部分がいくつも出てきて、もう一個つくれば満足いくものができそうな気がします。それでも自作のコーヒーフィルターホルダー、眺めるたびににやりとしてしまう可愛さです。


久しぶりに、コーヒー豆屋さんに豆買いに行こうかなあ。

でも、ドリップバッグだろうとネルドリップだろうと、いちばん大事なのはゆったりした気持ちで淹れること、のような気がします。



written by キムラミキ



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