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新しい年が始まった。

昨年末は、体調を崩したり息子のことで肝を冷やす事件が重なったこともあって、しばらく気持ちがどんよりしていて(なんか今年はやり残したことばっかりだったなあ・・・)とちょっと落ち込んでいたのだけれど、年を越したら不思議なくらいに明るい気持ちがぱあっと舞い込んできた。

そして気持ちと環境はやっぱり関係が深いらしく、気の乗らなかった年末の大掃除が嘘のように、片付けや掃除がするする捗り始めた。すると家の中がどんどん生き生きしてきた。目に映る景色がスッキリしてくると、さらに気持ちも晴れてくる。昨年末はコーヒーを淹れることすら面倒臭くてダラダラのそのそと動いていたのに。夫も人が変わったようだと驚くほどの切り替わりっぷり。


そんな変化を味わって、「面倒臭い」モードは去年で終わりだったな!と思えたのは、新年のフレッシュさからなのかもしれない。世界中で一斉に、前の年が終わり新しい年がはじまるお正月のタイミングは、悪い空気を断ち切るのにいいキッカケになった。そんな訳でわたしの新年は、清々しくスタートした。



抱負とか目標とか、毎年掲げるわけではないけれど、年始に家の中を整えていく中で今年のテーマが浮かんできた。それは「使い切る」というワード。

年明け早々片付けモードに入って、台所で目についた乾物やおやつをがさっと入れたカゴを整理したとき。開封済みのものと未開封のものを仕分けてみると、開封済みのものがやたらと多いことに気がついた。




とくにお菓子類がそうで、その時の気分で食べたいものを手に取っていくのに、食べきらずクリップや輪ゴムで閉じてはカゴへ。家族のそれぞれがそんな感じなので、最後はまさに遠慮の塊という感じでそれぞれ少しずつ残されてカゴの中で忘れられていたらしい。


たくさん発掘された開封済みのお菓子たちをひとまとめにし、賞味期限をチェックしてから目につくところにしばらく置いてみることにした。夫にはここにあるものから消費していこうと提案し、ひとかけら残ったチョコレートをトーストに乗せたり、年末のおつまみだったスルメを息子のおやつにしたり、お茶の時に数種類をお皿に盛り付けてみたりして。ひとつまたひとつと空になり、食べかけの袋が目に見えて減っていくのが気持ちいい。

出払っていたクリップ類もたくさん戻ってきた。クリップが出払っている=使いかけが増えているサインだったんだなという気づきもあった。

(上の写真は1月12日現在。食べかけのお菓子類が半分以下の量になった!)


当たり前のことだけど、毎日生活の中で何かが消費され、ちゃんと使い切られてこそ役目を終えて、備蓄が新陳代謝していく。カゴの中の中途半端な残り物を最後まで食べ切る意識をしただけで、明らかに家の中のものの巡りが良くなってきた。ちょこちょこと、洗剤やスキンケア用品の数を見直したり、パントリーの食材の分類をしなおしたり。買ったものをうまく使い切るにはどうしたらいいかを考えると、何があるかを把握して整理することにつながっていた。


必ず使い切ると言えるものを身の丈に合った量だけ備蓄して、いつもと違うものに冒険するときは買う量をコントロールする。それだけでもパントリーは見違えるし、心掛けひとつでちゃんと物が循環していくんだなあとたった10日ほどで実感している。



そんなことで、日々ちょっとずつ家の中を見直しているこの頃。それこそ「断捨離するぞー!!!」と言って家中一気にやれたらきっとスッキリするんだろうな・・・と思い、YouTubeで断捨離してみた動画をいくつか見てみたけど、中にはあまりにも物への愛が感じられなさすぎる動画もあり、これはなんか違うよな・・・と違和感も生まれてきた。


買ったけど着なかった洋服。溜まってしまった大量の割り箸やプラスプーン。それ、ごそっと捨てて、家の中はスッキリするだろうけどなんだかなあ〜。もちろん、今後の買い方や貰い方が変わるきっかけにはなるだろうけど・・・。

そんな違和感がどこかにあって断捨離に踏み込めない人は私以外にもいるんじゃないだろうか。単純に「もったいない」というよりも「物に申し訳ない」という気持ちが確かにあるから。たとえばもし、捨てる前の最後に、なにかに使ってからさよなら出来るのならば、たとえ服が雑巾になったとしても役目を全うさせて感謝して手放せるんじゃないかなと思う。


そういえばわたしがもう10年近く続けている習慣、ウエス作りもそういう気持ちから続けているんだったなと思い出したので紹介してみる。着なくなった服を捨てる際、主に綿素材のものを使い易い大きさに切って瓶にストックしておき、掃除などに使うというもの。



首元がヨレたり洗濯して色が抜けてきたTシャツとか、シミが取れなくて着なくなった服が数枚溜まると、ウエス用にしている海苔の大きな空き瓶とハサミを持ってきて、適当にじょきじょき切って瓶に詰めていく。手のひらくらい大きさのものは小掃除用、それよりちょっと大きいものは揚げ物やこってりした料理ののあとの鍋や食器の拭き取りに。





さらに大きいものは折り畳んで靴磨きセットの箱に入れておく。掃除する場所によっては、化繊やウールのものが少しあっても良い。汚れたウエスはそのまま燃えるゴミへ。雑巾を洗う手間もなく、手軽なところがわたしに合っている。


ウエスの量は瓶に入らないほどは必要ないので、捨てたい服が3枚以上あるときは生地を厳選。厚手の生地や洗濯を繰り返した生地は水分や油をよく吸ってくれるので傷んでいるほど使いやすいのがポイント。捨てる分の全部をウエスにできなくても、一部でも最後の役目ができると思えば気持ちもスッキリするもんです。




服の他にも、いらないのにうっかり貰ってしまった使い捨てのおしぼりも、我が家ではさっきのウエスのように小掃除に使ってから処分するのがお決まり。封を開けていなくてもしばらく置いておくと中身がカラカラに乾いてしまっていたことが多々あるので、最近は発見したらすぐ開封!をルールに、開封したおしぼりを手に普段あまり掃除しない建具の凸凹や窓の桟、カーテンレールの上、ブラインドなんかをさっと掃除してから捨てることに。

使ってから捨てた!というだけでいらないのに貰っちゃった罪悪感から解放され、家もちょっと綺麗になって一石二鳥!と思っている。罪滅ぼし掃除。


ただのケチといえばそれもそうなんだろうけど、これが自分の中で納得いく方法だから続いている習慣なんだと思う。断捨離で鬼のように捨てまくってゴミ袋に詰め込まれた物たちも、どこかの誰かが頑張って作って頑張って運んで頑張って売ってくれたもの。悪いのは使いきれなかった人の方で、物は悪くないのにね、と思ってしまうわたし。


我が家でも使いきれず無駄に捨てられているものがまだまだある自覚もあるので、うまく選んでうまく買い、最後まで使い切る!そして納得して気持ちよく捨てる!をテーマに今年を過ごしてみようと思う。

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